交通事故にあってしまったら!後遺障害は大切!認定日までの全てを教えます!

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どれだけ気をつけていても、誰でも起こる可能性のある交通事故。あってはならない事ですが、万が一交通事故にあってしまった場合に知っておくと役立つ、後遺障害認定というものがあります。あまり聞きなれない言葉であると思いますが、後遺障害認定とはどういったものなかのか、またどのように申請したらよいのかなどについてお話しします。

交通事故で後遺障害が残ったら?紛争処理機構の事業内容と利用方法

病院へ行くことが大切!!

交通事故で怪我をしてしまった場合、初めにしなければならないのが病院へ行き適切な治療を受けることになります。医師の指示に従い、一定期間治療を受けることが、のちに補償をうける上で重要なポイントとなります。医師の指示に従い病院へ通い続けたけれど、一定以上症状が良くも悪くもならないといった場合があります。

そういった状態のことを症状固定といいます。交通事故にあった時の怪我の症状により異なってきますが、治療が終了して症状固定と診断されるまでにかかる治療期間は、およそ6ヶ月と言われています。

後遺症と後遺障害は違う?!

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後遺症と後遺障害は、何が違うのと言われる方が良くいます。よく似た言葉なので、同じ意味の様に思われがちですが、実は全く違います。後遺症とは、病気や怪我により治療を続けたにもかかわらず完治せず、この先回復が見込めない状態をいいます。

これは、身体的な症状の場合でも、精神的な症状の場合であっても該当します。これに対し、後遺障害とは、交通事故が原因で精神的、肉体的に受傷した障害が、症状固定の状態となり、労働能力が低下したり、喪失したことが医学的に認められる場合をいいます。

先程、病院へ行き治療を続ける事が重要と言いました。これは後遺障害と認定される為には、医学的に認められることが必要な為なのです。

交通事故で後遺症が残ったのに後遺障害等級が認められない!そんなときは

誰が等級を決めるの?

後遺障害として認められると、等級認定し損害賠償請求の対象になります。この手続きは、保険会社が窓口となり行なってくれます。そのため、保険会社が被害者の後遺症を認定していると思われがちなのですが、実は違います。詳細⇒アディーレ法律事務所 > 交通事故後遺障害

認定された際お金を支払うのは保険会社になります。

保険会社が認定するとなると、不公平な判定となってしまいます。第三者機関である損害料率算出機構の自賠責損害調査事務所というところが、後遺症の審査を行い、等級の判定などを行っているのです。

後遺障害の等級の決め方!!

交通事故による後遺障害はかなり細かく分類されています。

労災保険の障害認定の基準がそのまま当てはめられているのですが、部位や程度により、1~14級までの等級と140種類、35系列の後遺障害に分かれています。

1人1人後遺障害の症状は異なり、同じということはありません。まずは、後遺障害が出ている部分はどこなのか、症状の程度はどのくらいか、労働能力の低下具合などを、さまざまなことを決められた基準に照らし合せて等級を決定します。

また、後遺障害等級認定には決まりごとが3つあります。1つ目は、基本的に系列が異なる障害が2つ以上あった場合、重いほうの等級になるということです。2つ目は、今まで障害があり、交通事故によりその障害がさらに重くなってしまった場合は、事故後の等級から事故前の等級を引いた等級になるということです。

3つ目は、障害等級表に載っていない障害に関することになります。細かく分類されているとはいえ、障害の程度は人によって違うので当てはまらないということもあります。そういった場合は、障害の内容により等級を決めることになります。

賠償額が大きい交通事故の後遺障害

後遺障害認定の申請は誰がする?

相手側の保険会社が申請する方法と、被害者側から申請する方法の2パターンあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。相手側の保険会社が手続きをしてくれる事前認定と被害者側が加害者の加入している自賠責保険会社に直接申請し手続きを行う被害者請求があります。

事前認定のメリットは、必要な書類などを用意し全て手続きをしてくれることです。被害者側は手続きを行うための時間や手間を省くことが出来ます。デメリットとしては、保険金を支払う保険会社が申請をするので、被害者に後遺障害等級についての知識などがないと、保険会社側に有利に働くように手続きが進められてしまうことがあります。

提出されている書類がどのようなものかなどが把握できなかったり、必要最低限の資料に基づき申請が進められることで、後遺症が認定されるかされないか微妙な時や、後遺症について争いがある場合などは、認定されなかったり、等級が下がってしまったりと、不利になってしまうこともあります。

被害者請求のメリットは、被害者が申請の主導権を握るので、手続きの流れや、提出する資料などがしっかりと把握できることになります。事前認定のデメリットであげたような、保険会社に有利に働くように手続きが進められるといったことがありません。

自分の状態に適した認定を受ける事が出来ると言えます。デメリットとしては、被害者が自分で提出する資料や書類を集め手続きを進めなければならないことがあげられます。何度も申請するようなものではないので、手続き方法がわからず、手間や時間がかかってしまい大変と言えます。

認定されるまでどのくらいかかるのか?

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後遺障害認定を受けるということは、身体に影響があり今までの生活と全く同じように過ごすことは難しいと言えます。認定を受けることで、等級に応じて、後遺障害逸失利益及び後遺障害慰謝料の追加賠償がなされるので、事故前の生活に少しで近づくために助けてくれると言えます。

そういったこともあり、手続きから認定されるまでどのくらいかかるのかは知っておきたいことのひとつではないでしょうか。申請を行い、審査され認定結果が出るまでは、1ヶ月〜3ヶ月程度とされています。場合によっては、それ以上かかることもあります。

一概には言えませんが、被害者請求により申請を行う場合は、資料を集めるのに時間がかかります。そのため、認定日までに時間がかかってしまう傾向があると言えます。

また、交通事故に遭い病院へ通い症状固定と認定されるまでにも時間はかかります。そういったことも踏まえて考えると最低でも半年以上はかかると考えられ、長い場合は1年以上かかる事もあります。一度認定されると、後遺症は傷害残存するとされ、認定された後の取消は想定されていません。

後遺障害認定について事前に知っておくことで、スムーズに手続きを進められ、認定までの時間が短縮出来ると言えます。